コイツ………
最強なのに情報少なすぎ問題
普段から
全ボーカルトラックにブッ挿してる
僕が
骨の髄まで語りつくそうと思いますよ~
嗚呼、BB Tubes─────
Waves『BB Tubes』とは
「Waves『BB Tubes』って何?」
って話ですけど
これは
『真空管サチュレーター』
ですね。
特にボーカルMIXの場合、
トラックに付与する
”歪み(ひずみ)”が大切です。
ボーカルトラックに
適切な歪みを与えることで
- ボーカルの輪郭の強調
- オケに埋もれない距離感の調整
- 高級アナログ機材のような独特のテイスト
- 高級ヴィンテージマイクを通したような味のあるザラつき
- ラジオボイスなど加工音声の作成の手助け
- ボーカルチョップ(カットアップ)のメリハリ付け
てのが得られます。
一見、
オケにバッチリ馴染んでるように
聴こえるボーカルも
BB Tubesなどのサチュレーターで
”故意に浮かせる”手順も含まれてるんですね~
まぁ他にも
プラグインなんてモンは
星の数ほど存在してますが、
BB Tubesの場合はとくに簡単で
基本的に2つのノブを回すだけ
で、”いかにも”な音を作り出せます。
Waves『BB Tubes』を選んだ理由
僕がBB Tubesを選んだのには
ワケがあります。
ビリー・アイリッシュが使ってるから
安直~(^o^)
てのも、
ビリー・アイリッシュのエンジニアが
BB Tubesの推薦文書いてるんですよね。
「BB Tubes を初めて試した時は衝撃的でした。私はボーカル・チェインには最初に入れるようになりました。」- ロブ・キネルスキー (ビリー・アイリッシュ)
https://wavesjapan.jp/plugins/bb-tubes
ビリー・アイリッシュのMIXテク
ビリー・アイリッシュ聴いたことあります?
僕はね。
思ったんですよ。
ビリー・アイリッシュの
ダウナーで、
ポエトリーな、
メチャクチャ編集しにくいはずの
”ポツポツ”タイプのボーカルデータが
ここまで存在感を放てる理由ってなんなんだ?
と。
コイツだった!BB Tubes!
即ポチ!
…や、ぶっちゃけ、
BB Tubesは1つの要素でしかないです。
コイツを使ったからといって
誰でもビリー・アイリッシュに
なれるわけじゃないです。
いくつも~~~の
長い長いプロセスを経て
ミキシングという作業は行われており、
「これさえあれば!!!」
みたいな要素は、
BB Tubesに限らず、ほぼ無いです。
でもね。
僕は思ったんです。
『夢』がそこに落っこちてるなら、
買わない理由がない
と。(キランッ)
Waves『BB Tubes』の各パラメーター
てことで、
一番気になっているであろう!
BB Tubesの各パラメーターを
ちょこっと解説しましょう~
解説部分って
誰が書いても一緒なんで
『Perplexity』君に手伝ってもらいました(^o^)
①BEAUTY・BEAST
- BEAUTY:
柔らかくて温かみのある音を作る機能。音に「艶」や「滑らかさ」を加えたいときに使います。ボーカルや弦楽器など、優しい音色を際立たせたい場合に最適です。 - BEAST:
力強く攻撃的な音を作る機能。音に「エッジ」や「パンチ」を加えたいときに使います。ギターやドラムなど、エネルギッシュなサウンドにしたい場合に効果的です。
→ ポイント: BEAUTYとBEASTを自由にブレンドできるので、柔らかさと力強さのバランスを調整できます。
②Sensitivity(感度調整)
- 入力信号のレベルを調整する機能です。
音がどれくらい歪むか(サチュレーションするか)をコントロールできます。
大きく上げると歪みが強くなり、小さくすると控えめな効果になります。
→ ポイント: 音量が大きすぎたり小さすぎたりしないよう、適切なバランスで調整します。
③Bass Relief(低域調整)
- サイドチェイン処理で低音域を除外する機能です。
これによって、低音が濁らずクリアなまま保持されます。特にベースやキックドラムなどの低域が重要なトラックで便利です。
→ ポイント: 低音を守りながら中高域だけにサチュレーション効果を加えたいときに使います。
④Transformer(トランスフォーマー回路)
- トランスフォーマー回路による独特なアナログ感を追加する機能です。オン/オフの切り替えが可能で、オンにするとさらに太くて温かみのあるサウンドになります。
→ ポイント: よりヴィンテージ感のある「深み」を出したい場合に有効です。
⑤Tube Type(真空管タイプ選択)
- 2種類の真空管タイプ(Type AとType B)から選べます。
- Type A: ナチュラルで滑らかな歪み。
- Type B: より荒々しく個性的な歪み。
→ ポイント: 楽曲やトラックの雰囲気に合わせて使い分けることで、多彩な表現が可能になります。
⑥Tone Pre/Post(トーン調整)
- 高域のサチュレーション量を調整するハイシェルフEQです。
- Pre: サチュレーション前に高域を強調。
- Post: サチュレーション後に高域を調整。
→ ポイント: 音の明瞭さや抜け感をコントロールしたいときに便利です。
⑦Wet/Dry Mix(ミックスバランス)
- 原音(Dry)と処理後の音(Wet)のバランスを調整できます。
効果を強めすぎたくない場合や、原音のニュアンスを残したい場合に役立ちます。
→ ポイント: 微妙なニュアンスを活かしつつ、自然な仕上がりにするための必須機能です。
⑧THD Meter(歪み量メーター)
- 総ハーモニック歪み(THD)の量をリアルタイムで表示します。どれくらいサチュレーションがかかっているか視覚的に確認できます。
→ ポイント: 耳だけでなく目でも確認できるので、作業がより正確になります。
⑨アップサンプリング
- 最大8倍までアップサンプリング可能。これにより、高精度でクリーンな処理が可能になります。
→ ポイント: 高解像度のオーディオ制作にも対応できるプロ仕様の品質です。
これらの機能は直感的で扱いやすく、初心者からプロまで幅広いユーザー層に対応しています。「BB Tubes」は、柔軟性と独自性を兼ね備えたプラグインとして、多彩なサウンドメイクが可能です!
『BB Tubes』のパラメーター、ボーカルMIXで重要な部分
この記事では
歌ってみた向けに
ボーカル編集での使い方を書いてます。
それでいうと
重要な部分っていうのが
- ①BEAUTY・BEAST
- ②Sensitivity
- ⑤Tube Type
- ⑦Wet/Dry Mix
あたりですね。
たま~に
- ⑥Tone Pre/Post
も使いますが、
ゆーて
イコライザーみたいなもんなんで
じゃあ無理してBB Tubesでやらないで
イコライザーで追い込むっしょ?
という判断をしてます。
Waves『BB Tubes』のボーカルトラックでの使い方

では『BB Tubes』の
ボーカルトラックでの使い方を
解説していきます~
ここでは
メインボーカルに挿すことを想定。
BB Tubesの設定は
- BEAUTY:31
- BEAST:29・Type B
- Sensitivity:-12dB
- Bass Relief:45
- Transformer:ON
- OUT:バイパスした時と同じくらいの音量
- MIX:15~20%
僕はこんな設定にしてます。
BB Tubesのプリセット
『Sweet Vocal』
を少しいじった設定です。
ボーカルMIXでの細かい調整手順①ポン挿し
BB Tubesをどんな風に使うのか?
考え方のお話をしていきましょう。
まず僕が提案したいのは
ポン挿し
です。
思考停止で
- ↑の設定のまま最前段に挿す
- 通常通りEQコンプ~と編集していく
でいいと思います。
また、
前段でなく
ボーカル編集後の後段で挿してもいいと思います。
ケースバイケースで!
ボーカルMIXでの細かい調整手順②SensitivityとMIXの調整
あと僕の場合は
エフェクトの引っかかり具合
を調整しますね。
いわゆる”しきい値”ってヤツです。
「どのくらいの音からBB Tubesを作用させんの~?」てこと。
ボーカルを歪ませるって言っても
そんなね、
ロックギターのドライブみたいに
ギャンギャンにしたい
わけじゃないのです。
あくまでも
- 輪郭の強調
- アナログ感
- ヴィンテージ感
が欲しくてBB Tubes使うので、
するってーと、
やることといえば、
- Sensitivityでしきい値(引っかかり具合)の調整(基本下げてナチュラルにする)
- MIXの調整(特別な理由がないかぎり30%以上にはしない)
となります。
ボーカルMIXでの細かい調整手順③BEAUTYとBEASTの組み合わせパターン
あとは
メインのノブである
- BEAUTY(偶数倍音・温かみのある音が特徴)
- BEAST(奇数倍音・エッジの効いた音が特徴)
の
- かかり具合
- 組み合わせ
を変えたりします。
たとえば
エモーショナルロックだったら
- BEAUTY:15
- BEAST:40
とかにして、
音作りジャキジャキ
音圧マシマシのオケにも
負けないような
鋭いボーカルの音を目指します。
バラードだったら
- BEAUTY:25
- BEAST:10
とかにしておいて、
BEAUTYで
マイクとの近接感というか、
「そこにおるで」みたいな演出をして、
BEASTで
申し訳程度の焦燥感を加えるというか、
儚さ、物悲しさだったりを作るかな~
みたいなね!
けっこークリエイティブに使ってます(^o^)
【補足】付属の『Lil Tube』も使い勝手よき

補足なんですけど、
BB Tubes買うと
『Lil Tube』
てのが付いてきます。
BB Tubesより
さらに軽くてシンプルなプラグイン。
- サチュレーションタイプ3種類(Soft・Normal・High)
- MIXノブ
- OUTノブ
だけ。
「何ヶ所も挿したいけどCPUが悲鳴を上げる…」
てときに重宝しますよ~
Waves『BB Tubes』はどこに使える?
BB Tubesが活躍する場面は
なにもボーカル編集だけじゃありません。
- ボーカルバス
- マスタリング
にも活用できます。
『BB Tubes』の使いどころ①ボーカルバストラック
一通りMIXが終わったけど、
「なぁ~んか、オケとボーカル群の距離感がイマイチだな~」
とか思った時は、
1つの案として
ボーカルバスにBB Tubes挿してみる
てことをします。
まとまったらそれでいいし、
「やっぱ違ぇ!」てなったら抜きます。
とはいえ、採用することは多いですね。
サチュレーションかけると
多少のグルー効果も見込めると思ってます。
『BB Tubes』の使いどころ②マスタリング
同じような考え方で、
「楽曲全体にマッチョ感出したい!」
て時は、
こちらの記事の
イコライザーの後にBB Tubes挿します。
→マスタリングの手順と注意点【歌ってみた歴10年が辿りついた結論】
てか
ココだけの話、最近わりとやってます。
だって音圧上がるから(音圧至上主義)
MIXがうまくいかないなら”歪み”を取り入れてみよう
一通り解説しましたが、
なんにしても
『試してみる価値はある』
が僕の考えです。
だって目の前に
魅力的な解決策が落っこちてるんだもん。
ボーカルだけじゃなく、
ギターの音が決まらない。
ベースの音が決まらない。
ドラムの音が決まらない。
シンセの音が決まらない。
MIXバスがまとまらない。
マスタリングがうまくいかない。
だいたい、2つのノブ回せば解決します。
なんて言い切ってしまうと
いろいろ言ってくる人たちがいるんですが…w
定説とか
理論とか
あんまり気にせず
楽しくできるのが一番でしょう。
「俺、こんな処理してんだぜ~!って言いたい!」
ていうきっかけでもいいじゃないですか。
使い方・解釈を間違えたって
地球がなくなるわけじゃなしに…w
僕らはもっと
クリエイティブであるべき。